2011年6月22日
サーブ・オートモービル、スパイカー、パンダ、およびヤングマンが、中国での販売・製造協力と資本参加に関する覚書を締結
スパイカー・カーズN.V.(スパイカー)は13日、同社とサーブ・オートモービルAB(サーブ・オートモービル)、パンダ・オートモービル・トレード(厖大汽貿集団、パンダ)、ジージャン・ヤングマン・ロータス・オートモービル(青年汽車集団、ヤングマン)が拘束力のない覚書を交わしたことを発表した。
この覚書には、総額約2億4,500万ユーロの資本参加に加え、3社が共同出資して販売合弁会社および製造合弁会社を設立し、サーブブランドと子ブランドの車を中国で展開する戦略的提携が盛り込まれている。
2011年5月16日に、スパイカーとサーブ・オートモービルは、中国国内に1,100店以上のディーラーネットワークをもつ中国自動車販売最大手のパンダと覚書(5月16日付け覚書)を交わした。この5月16日付け覚書は、折半出資の販売合弁会社(DJV)および製造合弁会社(MJV)を設立し、サーブブランド車およびMJVの自主ブランド(いわゆる「子ブランド」)を中国で展開する戦略的提携を盛り込んでおり、サーブ・オートモービルが今後MJVにおける出資比率を50%まで引き上げ、残りの株式をパンダと後日選定される製造パートナーが所有することを合意するものであった。
今回の覚書では、パンダ、サーブ・オートモービルとヤングマンは、ヤングマンが資本提携に参加し、MJVの出資比率をヤングマン45%、サーブ45%、パンダ10%、DJVの出資比率をヤングマン33%、パンダ34%、サーブ・オートモービル33%とすることで合意している。
5月16日付け覚書では、パンダはスパイカーに合計6,500万ユーロを出資し、スパイカーの株式の24%(完全希薄化ベース)を取得することになっていた。今回、ヤングマンがスパイカーの新たな株主として加わることで、パンダのスパイカーへの出資は、24%の比率のまま1億900万ユーロに増額となる。株価は1株当たり4.19ユーロと変わらず、パンダはスパイカーの監督委員を2名まで任命する権限を得る。
ヤングマンは、1株当たり4.19ユーロで1億3,600万ユーロを出資し、スパイカー株の29.9%(完全希薄化ベース)を取得する。また、スパイカーの監督委員を2名まで任命する権限を得る。スパイカー、サーブ・オートモービル、パンダ、およびヤングマンは、サーブブランド車および子ブランド車を製造するための合弁会社と、サーブブランド車および子ブランド車を中国市場で販売するための合弁会社を設立する。
製造合弁会社では、サーブ・オートモービルとヤングマンがそれぞれ株式の45%を取得し、パンダが残りの10%を取得する。販売合弁会社では、サーブ・オートモービルとヤングマンがそれぞれ株式の33%を取得し、パンダが残りの34%を取得する。
この覚書に拘束力はなく、覚書締結後の取引は、最終的な取引文書、および関係する行政機関や第三者からの同意を含む一定の条件に従って履行される。
スパイカーおよびサーブ・オートモービルのCEOを務めるビクター・ミューラーはこう述べている。
「5月16日にパンダとの覚書を交わした直後から、私たちはサーブとの合弁会社に参加するのに最もふさわしい製造パートナー探しを始めました。そして、ヤングマンこそが、サーブと合弁会社に成功をもたらすのに必要な資質をすべて備えていると確信するに至ったのです。この覚書は、パンダとヤングマンが中国市場向けサーブ製品に寄せる信頼を示すだけでなく、サーブの財務状態を大きく改善し、サーブ・オートモービルの中・長期資金確保を実現するためのステップでもあります。パンダとヤングマンはどちらも企業理念が私たちと似ているので、中国でのサーブの存在感確立に力を発揮してくれることと思います。経験、確かな技術、迅速な行動力、財務健全性をすべて備えている彼らは、中国でサーブの可能性を追求するのに最適なパートナーだと確信しています。」
一方、パンダのCEOであるパン・チンファ氏は次のように語った。
「スウェーデンのサーブ・オートモービルを訪れてからというもの、グローバルマーケット、特に今や世界最大となった中国市場でのサーブの可能性を一層強く確信し、それを存分に試したいと考えるようになりました。中国市場のニーズにマッチした現行の製品ラインナップと今後の展開はもちろん魅力的ですが、サーブの強みはなんといっても設計、エンジニアリング、製造の技術です。」
また、ヤングマンのCEOであるパン・チンニェン氏は次のように述べた。
「サーブ・オートモービルとはかなり長いお付き合いですので、今回、パンダおよびサーブと契約に至ったことは大変嬉しく思っています。サーブは、ヨーロッパのプレミアムブランドとして、最高水準の安全性、ドライビングプレジャーとドライビングコンフォート、明白なデザインコンセプトを備えた最高品質の車を志向する中国の消費者に強くアピールするでしょう。ヤングマンは、ヤングマンブランドの自動車、MANブランドの大型トラック、および自動車用スペアパーツを製造・販売する自動車企業グループです。我が社の最新鋭の製造設備は、最高品質のサーブ車を組み立てる工程に完璧に対応します。今回の出資を通じて築かれるサーブ・オートモービルおよびパンダとの提携関係が、中国のみならずグローバルな舞台で末永く続くことを期待します。」





